vRSLCMは過去にも紹介しましたとおりvRealize Suite製品のライフサイクルを管理します。そのため、vRSLCMでデプロイした製品のアップグレードは基本的にvRSLCMから実施する必要があります。
デプロイ済みvRealize Suite製品のアップグレードは簡単です。アップグレード用バイナリファイルをvRSLCMにマッピングし、アップグレードを実施するたけです。
vRSLCMがVMware Customer Connectにアクセス可能であれば、ワンステップでバイナリファイルをマッピングできます。インターネットへのアクセスができない または VMware Customer Connectへのアクセス設定を行いたくない場合は、手動でバイナリファイルをダウンロード → vRSLCMにアップグレード → マッピングの複数ステップが必要です。
検証環境でSaltStack Config(SSC)のアップグレードを実行するため、アップグレードバイナリファイルをダウンロード、vRSLCM上にアップロード後マッピングを実施したところ、次のようなエラーが発生しました。
LCMSOURCEMAPPING10018
選択したファイルのチェックサムが、vRealize Lifecycle Managerでサポートされている製品バージョンと一致しません。
vRSLCMとvRAのバージョンは8.7で、SSCは8.6.2のため当然vRSLCMからはサポートしているバージョンです。ダウンロードしたバイナリファイルのハッシュ値を確認しましたが、問題はありませんでした。色々と調べたところ、どうもvRSLCMが持っているvRealize Suite製品のハッシュ値とダウンロードしたバイナリファイルのハッシュ値が違うためのようでした。解決方法はvRSLCMをアップグレードするか、vRSLCMの製品サポートパックを更新するかです。
私の場合は、製品サポートパックを更新することで解決しました。
方法は簡単です。VMware Customer ConnectよりvRSLCMのサポートパックをダウンロードし、vRSLCMの「設定」→ 「製品サポートパック」よりアップロードし反映するだけです。
製品サポートパック更新後、エラーは解消されマッピングができました。;)
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