[Nutanix] Acropolis File Services(AFS)について-①

 

AFS(Acropolis File Services)はAOS 5.0でGAされたスケールアウト型ファイルサーバサービスです。このAFSを利用すると簡単に、かつ頑丈なファイルサーバを構築することできます。

AFSは、3つ以上のFSVM(File Server Services VM)をデプロイし、クラスタを構成することで利用することができます。データはデプロイしたFSVM間で分散されます。サポートしているハイパーバイザーはAHVまたはESXiです。

 

2018年2月時点の最新バージョンは2.2でファイル共有プロトコルはSMBのみとなっています。

では、簡単にAFSを構成する手順について紹介したいと思います。

AFSを利用するための条件は以下のとおりです。

  • Ultimateエディションまたは別途AFSライセンスが必要
  • Active Directoryドメイン環境
  • 2つ以上の利用可能なネットワーク

 

— AFSの構成 —

① まず認証環境としてActive Directoryドメインを追加する必要があります。Active Directoryドメインの追加については過去の投稿を確認してくださいな。

 

② ADドメインを追加したら、メインメニューより、「File Server」をクリックします。

 

③ 画面の左上の[+ File Server]をクリックします。AFS構成に必要な事前チェックが自動的に行われます。AFSイメージのアップロード、AFSのデータサービス用IPアドレス、2つ以上の利用可能なネットワークがあれば問題ありません。AFSのデータサービス用IPアドレスは[Network Configuration]で作成したUser VM Interfacesからデータサービスとして利用するネットワークに”IPアドレスプール”を定義しておきます。

 

④ [Basic]タブよりFSVMのサイズを定義します。

  • NAME:作成するFSVM名
  • FILE SERVER STORAGE:作成するFSVMごとのストレージサイズ
  • PERFORMANCE CONFIGURATION:デプロイするFSVMの数、CPU、メモリサイズ

デプロイするFSVMの数は、デフォルト3つです。このFSVMは最大16 VMまでデプロイできます。メモリサイズはFSVMへの接続数によって変化します。

接続数 メモリサイズ
250 12GB
500 16GB
1,000 24GB
1,500 32GB
2,000 40GB
2,500 60GB
4,000 96GB

 

⑤ [Client Network]タブからはユーザ(利用者)からFSVMにアクセスするためのネットワークを構成します。事前チェック項目の一つの”データサービス用IPアドレス”がこれに該当します。検証環境では”VLAN-21″というネットワークに”IPアドレスプール”として192.168.21.150-192.168.21.160まで定義しましたので、このプールから自動的に割り当てられます。あとはDNSとNTPを設定し、[Next]をクリックします。

 

⑥ 今度は内部ネットワークを構成します。この内部ネットワークはFSVMとCVM間の通信に利用されます。

  • VLAN:内部通信用ネットワーク。基本的にはCVMのネットワークを選択したらオッケーかと思います
  • SUBNET:内部通信用ネットワークのサブネットマスク
  • GATEWAY:内部通信用ネットワークのゲートウェイ
  • IP ADDRESS:FSVM用IPアドレス。ここは手動で設定しますが最初のIPアドレスを指定すると残りは自動的に採番されます。

 

⑦ [Join AD Domain]では追加したActivev Directoryドメインを選択し、委任情報を入力します。

 

⑧ [Summary]では設定内容の確認とProtection Domain名を指定します。AFSを構成すると自動的にProtection Domainが作成されます。そんで問題なければ…[Create]をクリックしAFSの構成を開始します。

 

⑨ FSVMがデプロイされ、AFSの構成が完了すると、[File Server]一覧に作成したファイルサーバが表示されます。

 

⑩ [Storage]からはAFS用コンテナが作成されていることも確認できます。

 

⑪ DNSサーバにもちゃんとレコードが追加されています。

 

⑫ Active Directoryユーザとコンピュータにもちゃんとコンピュータアカウントが登録されていることが確認できます。

 

次は作成したファイルサーバに共有フォルダやクォーターを設定する手順を紹介します。

 

 

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[Nutanix] Nutanix デモサイト

 

demo.nutanix.com は、Nutanix社が公開しているデモ用サイトです。

 

パートナーの場合、my.nutanix.comのアカウントでそのままログインできます。

 

ログインすると各ハイパーバイザー別にクラスタの操作が可能です。ハイパーバイザー以外はDell EMCのXCシリーズやPrism Centralもデモが可能です。

 

それぞれのハイパーバイザーを簡単に比較することができます。

 

Prism Centralも確認できます。Prism Centralは別のライセンスが必要なのでここで色々触れるのは嬉しいですね。

 

Prism CentralからはちゃんとCalmも操作できます。すでにいくつものプロジェクトが作成されていました。:) ここでCalmの練習っていうのも良いかもです。

 

このデモサイトですがPrism Element/Prism Centralのデモの他に、こんな場面でも活躍しそうです。

  • ハイパーバイザーの機能比較
  • 操作手順確認
  • 手順書作成の画面キャプチャー
  • NPP試験対策(特にPrism Central);)