[VMware] vSAN 6.7 SSDの初期化

 

過去の投稿でも説明したことがありますが、vSANのESXiホストは再起動の際、キャッシュ用SSD上のログエントリを処理しメタデータテープルを作成します。そのため非vSANのESXiホストより時間を要します。

 

その部分が下の図の”Initializing SSD〜”のメッセージが表示される部分ですが、プログレスバーが進まないため、フリーズしたかのように見えます。つい電源ボタンを押してリセットしたくなりますが、実はちゃんと処理されています。(「Alt+F12」か「Alt+F1」を押下してみてください)

処理を高速化することはないとのことですので、早くなることはないかもしれません。

 

これがvSAN 6.7で改善されました。;)

上図のように、あとどれ位かかるのかが分かるようになりました。何%ログエントリ処理が行われ、あと何秒/分で完了するかが分かるので非常に便利です。

 

もうメンテナンスとか障害復旧からのESXiホストが中々上がって来ず、不安そうにモニタを見つめなくても良くなりました。;)

 

 

 

広告

[VMware] vExpert 2018 後半応募開始

 

vExpert 2018 後半の応募が6月18日開始されました。

 

2015年から(だと思います)前半、後半2回の応募できるようになりましたね。vExpertプログラムについては過去の投稿をご確認ください。
毎回言ってますが、vExpertはオフィシャルな資格ではない名誉賞です。

 

が…

 

VMware社内での審査による受賞者が決まりますし、受賞後は専用Slackチャネルとかアーリーbetaテストのチャンスなどのメリットも少なくないのでご興味のある方は是非応募してみてください。

 

vExpert 2018 Second Half Application

 

ちなみに、応募期間は7月13日までで、発表は8月9日を予定しています。

 

[VMware] そうだ。VMworldに行こう。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

Possible Begins With You

 

仮想化/クラウド業界でのグローバルコンファレンスとしては最大規模であろうVMworldも今年で15年目を迎えます。2004年、1回目の参加者は1,500名ほどでしたが、2017年の参加者は30,000名を超えたそうです。おそらく今年も30,000名以上の参加者になるでしょうね。

 

今年も参加できることを願いつつ、VMworldの魅力について簡単に話したいと思います。(あくまでも個人的な意見です)

 

■ 聞きたいセッションがそこにはあります。

先日公開されたコンテンツカタログ(セッションリスト)を見るとUSでは632、Europeでは387のセッション(ミニシアター、インストラクターリードHOLなど含む)がありました。ほぼすべてのプロダクトのセッションがあるので、聞きたいセッションだけで時間が足りません。;)

 

■ 結構集中してセッションが聞けます。

当たり前ですが、すべてのセッションは英語なので集中してセッションを聞けます。自分でもビックリの集中力です。全く眠くなりません。;)

 

■ お祭り気分を味わえます。

vForumの雰囲気とは違い、ちょっとした祭り気分になれます。参加者のノリも軽いですし一人ぼっちでも結構気楽に過ごせます。;)

 

■ 他の国のエンジニアと触れ合うことができます。

やる気さえあれば、お友達になることもできるでしょう。やる気がなくてもSolution Exchangeに寄るだけで結構声をかけてくれます。;)

 

■ 色んな場面で刺激を受けます。

気になることはセッション途中でも質問したり、行列ができているMeet the Expertsなど楽しむだけではなく積極的に知ろうとする参加者に良い刺激をもらいます。まあ〜セッションを聞きたい人からすると、途中質問はちょいと迷惑かもしれませんけど… 😉

この業界にいる間、一度ぐらいはグローバル規模のコンファレンスに参加したくありませんか? 😉

 

今年のVMworldはラスベガスとバルセロナで開催されます。

VMworld 2018 US
2018/8/26 – 30 ラスベガス

VMworld 2018 Europe
2018/11/5 – 8 バルセロナ

 

 

[VMware] vSAN関連ツールの紹介

 

今日はオフィシャルではありませんが、vSAN導入に役に立つ良いツールを2つ紹介したいと思います。

 

まず1つは、サイジングツールです。vSANのサイジングツールは既に以下のオフィシャルなものがあります。

vSAN Hybrid TCO and Sizing Calculator
vSAN ReadyNode Sizer

 

ただ、オフィシャルなものは本当の意味でのサイジングツールのため正直なところ使いづらいです。というのも稼働するVM数やvmdkサイズなどもパラメータとして入力が必要で、単にキャパシティディスクとして2TBのHDDをディスクグループあたり5本搭載した5ホストの場合どのぐらいの容量が使えるのかと知りたい場合は少々面倒です。 自分はそう思ってます。 😉

 

“その通り!”と思っている方には是非このツールを使ってみてください。

vSAN Effective Capacity 

 

このツールはご覧のとおり簡単です。All-FlashかHybridかを選択し、ホスト数、ディスクグループ数、キャパシティディスク数とサイズとFTTを選択するだけで物理容量(RAW)やFTT適用時の利用領域などが簡単に分かります。 😉

注意が必要なのは、このツールはざっくりとしたサイジングをすぐに知りたい時だけにしてくださいなー。

 

もう1つはハードウェアのコンパチビリティが確認できるツールです。ご存知のとおりvSANのみならずHCI製品はハードウェア互換性にシビアです。きちんとサポートされているハードウェアはもちろん、ファームウェア/ドライバーバージョンを使用しないと動作そのものに影響を及ぼしたりします。

これもオフィシャルはHCLページがありますが、もっと分かりやすいツールがこれです。

vSAN HCL viewer

 

まあ、中身はオフィシャルHCLページから情報を引っ張ってきています。でも見やすいです。 😉 例えばVendor欄に”DELL”と入れるだけでDELL EMC社で使用しているコントローラやSSD、HDDがどのバージョンのvSANで利用できるか分かります。でもってオフィシャルHCLのリンクで詳細な情報も確認できますし、表示されるESXiバージョンをクリックしする互換性のあるファームウェアやドライバーをダウンロードすることができます。

 

サーバを新規導入する時はもちろん、既存サーバでのvSAN構成を検討する際に簡単に互換性が確認できます。

 

PS>紹介していうのも何なんですが、vSAN Effective Capacityは某社のDisk Usage Calculatorと似てます。(・・;) あと結果の”HA & Maintenance”がよく分かりません。ホスト障害やメンテナンスモード切り替えによる縮退運用を想定したのかな?と思ったりしてますが、その割には容量が多いですよねー。

 

[VMware] vExpert VSAN 2018を受賞しました

 

 

 

 

 

 

 

 

大変光栄なことに今年もvExpert VSAN 2018を受賞しました。

 

vExpert VSAN 2018 Announcement

 

vExpert VSANはvExpertのサブプログラムでvExpertの中からの応募者をvExpertチームとStorage & Availability部門(SABU)が審査し受賞者を決めます。同様のvExpertのサブプログラムはNSX、Cloudがあります。ちなみにNSXとCloudはそれぞれ8月、10月に発表されましたね。去年は。

 

まあ、とにかく嬉しいです。;)

 

日本から4名の方が受賞されたようで、同僚も受賞して嬉しい限りです。:)

 

あ、Horizon関連もありますが、なんかHorizonの場合はvExpertのサブプログラムではなく独立したプログラムのようです。正式名称はVMware EUC Championsです。

Here They Are: VMware 2018 EUC Champions

 

 

[VMware] vSAN キャッシュディスク障害時、ディスクグループが見えなくなる

 

※少し溜め込んだ内容です。

 

去年、vSAN関連tipsを投稿したことがあります。その中で、vSAN導入後の障害テストとして稼働中のディスクを抜くのではなく”vsanDiskFaultInjection.pyc”を使うようにと、紹介しました。このスクリプトを実行するとキャッシュ/キャパシティディスクに対して疑似障害を起こすことができます。

 

で、私自身もvSANを導入した際には”vsanDiskFaultInjection.pyc”でディスク障害テストを実行していますが、vSAN 6.5から想定外の実行結果になります。

何が想定外って、キャッシュディスクに疑似障害を起こすと、ディスクグループが見えなくなります。これはヨロシクありません。ディスクグループが見えなくなると何が問題かというと、そのディスクグループ内のキャパシティディスクを削除できないからです。キャパシティディスクを削除できないと、仮にキャッシュディスクを交換してディスクグループを再作成しようとしてもキャパシティディスクが表示されません。なぜならキャパシティディスクのメタデータは古いディスクグループに紐付いているままのためです。(もちろんキャパシティディスクは疑似障害を起こしてもディスクグループはちゃんと見えます。)

 

この事象、vSAN 6.5〜6.6.1のバグのようです。vSAN 6.2までは本バグの影響はなく、キャッシュディスクに疑似障害を起こしてもディスクグループは見えるため、Web Clientでキャパシティディスクまたはディスクグループを削除できます。そしてvSAN 6.7では本バグの解消(回避策?)されています。

 

検証環境で確認してみましょう。

 

上図は、vSAN 6.6.1の検証環境です。3ノード構成で最初のノード(n-esxi65-15)のキャッシュディスクに疑似障害を起こします。

 

“vsanDiskFaultInjection.pyc”スクリプトで”永続的なディスク失敗”状態にしました。

 

見えますか?最初のノード(n-esxi65-15)からディスクグループが見えなくなりました。ただキャッシュディスクとキャパシティディスクは見えます。でもでもでも… キャパシティディスクを削除する方法がありません。(;´Д`)

 

今度は、本バグが解消されたとされるvSAN 6.7の検証環境です。3ノード構成で最初のノード(n-esxi67-21)のキャッシュディスクに疑似障害を起こします。

 

“vsanDiskFaultInjection.pyc”スクリプトで”永続的なディスク失敗”状態にしました。

 

にゃ?解消されているはずのバージョンですがvSAN 6.6.1と同じく、ディスクグループが見えなくなり、しかもキャパシティディスクを削除するメニューが見当たりません。(・_・?)

 

HTML5 Clientで先程vSAN 6.7のクラスタを見てみます。するとHTML5 Clientにはきちんと[Remove Disk(s)]のボタンがありました。(゚∀゚) ご存知のとおり、Flash ClientはvSphere 6.7で非推奨に、次期バージョンでは非サポートになる予定のため、Flash Clientはこの機能が実装されてないわけです。

 

[Remove Disk(s)]をクリックするとキャパシティディスクを削除できるようなります。

 

綺麗に(?)削除されました。;)

 

ちなみに本バグに影響を受けているvSAN 6.5 〜 vSAN 6.6.1を使用している環境でもしキャパシティディスクに障害が起きた場合は、下記の手順で、ESXiから直接キャパシティディスクを削除します。

 

まずは、削除するキャパシティディスクのデバイス名を確認します。

esxcli vsan storage list

 

デバイス名を確認したら、下記のコマンドをキャパシティディスクごとに実行し削除します。

esxcli vsan storage remove –evacuation-mode=noAction –disk=デバイス名

 

 

 

 

[VMware] vRealize Automationの導入 (21)

 

(0) vRAの概要
(1) vRAのコンポーネント
(2) vRAのインストール
(3) テナント作成
(4) Active Directoryの追加
(5) エンドポイントの作成
(6) ファブリックグループの作成
(7) マシンプリフィックス/ネットワークプロファイルの作成
(8) ビジネスグループの作成
(9) 予約/予約ポリシーの作成
(10)ブループリント作成
(11)サービスカタログの作成
(12)ブループリントのリクエスト
(13)承認ポリシーの作成
(14)カスタムプロパティの作成
(15)vROエンドポイントの作成
(16)イベントブローカーの設定
(17)NSXとの統合
(18)仮想マシンのインポート
(19)仮想マシンの解除
(20)vROpsの統合 – vRA側
(21)Health Serviceの構成

 

久しぶりのvRAシリースです。;)

 

vRA 7.3でいくつか追加された機能があり、vRA環境の健全性を確認できるHealth Serveiceもその一つです。このHealth Serviceはシングル/マルチvRA環境とvROの健全性をチェックするものでスケジューリングが可能なため、定期的に環境の健全性を確認することができます。

Health Serviceを構成できるのはIaaS管理者で、構成したHealth Serviceはテナント管理者やHealth Consumerであれば参照できます。

 

(21) Health Serviceの構成

 

① [管理]タブより[Health]を選択し、[NEW CONFIGURATION]をクリックします。

※このHealth Serviceは、複数vRAまたはvROを登録できるため、まずは健全性をチェックする環境のテストカード(プロファイルのようなもの)を作成します。

 

② ウィザードが表示されるので、以下のテストカードの概要を構成します。

  • Name:健全性チェックのテストカード名
  • Product:健全性をチェックするプロダクト(vRAかvROか選択可能)
  • Schedule:健全性チェックを実施するスケジュール

 

③ 健全性をチェックする項目を選択します。vRAを選択した場合は”システム”か”テナント”が選択できます。

 

④ 対象vRA環境の情報を入力します。

  • Public Web Server Address:vRAアプライアンスのURL
  • SSH Console Address:vRAアプライアンスのFQDN
  • SSH Console Password:vRAアプライアンスのrootパスワード
  • System Tenant Password:vRAデフォルトテナント(vsphere.local)のパスワード
  • Tenant Under Test:健全性チェックを実施するテナント
  • Fabric Administrator Username:健全性チェックを実施するテナントのファブリック管理者
  • Fabric Administrator Password:健全性チェックを実施するテナントのファブリック管理者パスワード

※入力が必要な項目だけ明記しています。

 

⑤ [Finish]をクリックして、テストカードの作成を完了します。

 

⑥ 作成したテストカードの[RUN]をクリックし、健全性チェックを実行します。環境の規模にもよると思いますが、小規模ですと1分程度でチェックが完了します。

 

⑦ 結果は、まず視覚的に分かりやすい円グラフで表示され、各色をクリックすると詳細が確認できます。

 

⑧ 詳細は健全性チェック結果をはじめ、失敗した場合はその原因と修正方法が参照できます。

※修正方法と言ってもクリックするとドキュメンテーションページに飛ぶだけですけどね。;)

 

⑨ 複数のvRA環境やテナント、vROまでテストカードが構成できるのですべての環境を1つの画面で直感的に健全性が分かります。

 

vRSLCMもそうですけど、テストカードの配置もできるようにしてほしいですね。:)