[VMware] vRealize Automationの導入 (21)

 

(0) vRAの概要
(1) vRAのコンポーネント
(2) vRAのインストール
(3) テナント作成
(4) Active Directoryの追加
(5) エンドポイントの作成
(6) ファブリックグループの作成
(7) マシンプリフィックス/ネットワークプロファイルの作成
(8) ビジネスグループの作成
(9) 予約/予約ポリシーの作成
(10)ブループリント作成
(11)サービスカタログの作成
(12)ブループリントのリクエスト
(13)承認ポリシーの作成
(14)カスタムプロパティの作成
(15)vROエンドポイントの作成
(16)イベントブローカーの設定
(17)NSXとの統合
(18)仮想マシンのインポート
(19)仮想マシンの解除
(20)vROpsの統合 – vRA側
(21)Health Serviceの構成

 

久しぶりのvRAシリースです。;)

 

vRA 7.3でいくつか追加された機能があり、vRA環境の健全性を確認できるHealth Serveiceもその一つです。このHealth Serviceはシングル/マルチvRA環境とvROの健全性をチェックするものでスケジューリングが可能なため、定期的に環境の健全性を確認することができます。

Health Serviceを構成できるのはIaaS管理者で、構成したHealth Serviceはテナント管理者やHealth Consumerであれば参照できます。

 

(21) Health Serviceの構成

 

① [管理]タブより[Health]を選択し、[NEW CONFIGURATION]をクリックします。

※このHealth Serviceは、複数vRAまたはvROを登録できるため、まずは健全性をチェックする環境のテストカード(プロファイルのようなもの)を作成します。

 

② ウィザードが表示されるので、以下のテストカードの概要を構成します。

  • Name:健全性チェックのテストカード名
  • Product:健全性をチェックするプロダクト(vRAかvROか選択可能)
  • Schedule:健全性チェックを実施するスケジュール

 

③ 健全性をチェックする項目を選択します。vRAを選択した場合は”システム”か”テナント”が選択できます。

 

④ 対象vRA環境の情報を入力します。

  • Public Web Server Address:vRAアプライアンスのURL
  • SSH Console Address:vRAアプライアンスのFQDN
  • SSH Console Password:vRAアプライアンスのrootパスワード
  • System Tenant Password:vRAデフォルトテナント(vsphere.local)のパスワード
  • Tenant Under Test:健全性チェックを実施するテナント
  • Fabric Administrator Username:健全性チェックを実施するテナントのファブリック管理者
  • Fabric Administrator Password:健全性チェックを実施するテナントのファブリック管理者パスワード

※入力が必要な項目だけ明記しています。

 

⑤ [Finish]をクリックして、テストカードの作成を完了します。

 

⑥ 作成したテストカードの[RUN]をクリックし、健全性チェックを実行します。環境の規模にもよると思いますが、小規模ですと1分程度でチェックが完了します。

 

⑦ 結果は、まず視覚的に分かりやすい円グラフで表示され、各色をクリックすると詳細が確認できます。

 

⑧ 詳細は健全性チェック結果をはじめ、失敗した場合はその原因と修正方法が参照できます。

※修正方法と言ってもクリックするとドキュメンテーションページに飛ぶだけですけどね。;)

 

⑨ 複数のvRA環境やテナント、vROまでテストカードが構成できるのですべての環境を1つの画面で直感的に健全性が分かります。

 

vRSLCMもそうですけど、テストカードの配置もできるようにしてほしいですね。:)

 

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[VMware] vRealize Automation 7.4 へのアップデート

 

3月末待ちに待ったvRA 7.4がリリースされましたが、中々確認ができず、GWでやっと検証環境を7.4にアップデートしました。:) 計画としてはvRSLCMを使って検証環境をアップグレードしようとしましたが、vRAとvRBがどうしても上手くアップグレードができなくて結局の仮想アプライアンスの管理UIからアップデートを実施しました。(一応ね、vRLIとvROpsはvRSLCMからアップグレードができましたね…)

※vRAもvRBも正確にはアップデートレベルですが、vRSLCMではアップグレードというメニューですので、ちょいと紛らわしいです。:)

 

vRAのアップデートは、「vRAアプライアンス」→「vRA IaaSサーバ」→「vRO」→「vRB」順になりますが、Embedded vROを使っていてvRBはインストールしてない環境であればおそらく以下の手順でアップデートは完了するかと思います。

 

では、簡単にアップデートの流れを紹介したいと思います。

アップデートする前に、必ずvRAアプライアンス、vRA IaaSサーバのスナップショット作成、IaaS DBのバックアップは取ってくださいね。

 

① vRAアプライアンスの管理UIにログインし、[Update]タブから[Check Updates]をクリックします。vRAアプライアンスがインターネットへのアクセスができるのであれば、デフォルトのレポジトリからアップデート可能なバージョンがヒットするはずです。

 

② [Install Updates]をクリックし、アップデートを開始します。まずデフォルトレポジトリからファイルをダウンロードするので、上の画面の状態がしばらく(10分以上)続きます。

 

③アップデート用ファイルのダウンロードが完了するとアップデートが開始されます。アップデートの前にまずは事前チェックが行われます。

 

④ 事前チェックの結果、アップデートの条件を満たしていれば、自動的に事前インストールが開始されます。まずはvRAアプライアンスからです。

 

⑤ vRAアプライアンスの事前インストールが完了したタイミング(?)でログインし直してみると7.3まではなかったタブが追加されていることが分かります。

  • Orchestrator : vROのサービス、Control Centerのサービスを有効/無効にできます。
  • SW Agent : SW Agentの管理ができます。
  • Patches : vRA関連のパッチの適用ができます。ここだけなぜかHTML 5です。 🙂

 

⑥ 事前インストールが完了すると続けて事後インストールが開始されます。

 

⑦ 事後インストール途中でvRAアプライアンスの再起動が必要になります。再起動するとvRAアプライアンスのアップデートは完了です。

 

⑧ vRAアプライアンスのアップデートが終わると自動的にvRA IaaSサーバのアップデートが開始されます。vRAアプライアンスは既に7.4にアップデートされています。

 

⑨ 自分の検証環境は全部で5ステップに分かれています。最初のステップはIaaSサーバコンポーネントのアップデートが実行されます。

 

⑩ 次はDEM関連コンポーネントです。

 

⑪ DEMの次はProxy Agentがアップデートされます。

 

⑪ Proxy Agentのアップデートが続きます。検証環境はvCenter以外にHyper-VにもAgentをインストールしたため、Hyper-V用Proxy Agentのアップデートが実行されます。

 

⑫ 最後のステップはModel Manager関連コンポーネントのアップデートが実施されます。すべてのアップデートが完了し”Upgrade completed successfully”が表示されれば、めでたしめでたし♫ 😉

検証環境とはいえ、かかった時間は1時間ほどでした。

 

次からは7.4で色々紹介ができそうです。:)

 

[VMware] vRealize Automationの導入 (20)

(0) vRAの概要
(1) vRAのコンポーネント
(2) vRAのインストール
(3) テナント作成
(4) Active Directoryの追加
(5) エンドポイントの作成
(6) ファブリックグループの作成
(7) マシンプリフィックス/ネットワークプロファイルの作成
(8) ビジネスグループの作成
(9) 予約/予約ポリシーの作成
(10)ブループリント作成
(11)サービスカタログの作成
(12)ブループリントのリクエスト
(13)承認ポリシーの作成
(14)カスタムプロパティの作成
(15)vROエンドポイントの作成
(16)イベントブローカーの設定
(17)NSXとの統合
(18)仮想マシンのインポート
(19)仮想マシンの解除
(20)vROpsの統合 – vRA側

 

今回はvROpsの統合について紹介したいと思います。

ご存知の通り、vROpsは正常監視およびインフラ許容範囲の予測、パフォーマンスの分析が可能なツールです。このvROpsをvRAと統合するとvRAでデプロイした仮想マシンのヘルスバッジをアイテム上に表示することができます。利用者は自分のアイテムページで仮想マシンのヘルス状態が一目で分かるようになります。またvROps側ではvRAのテナントやビジネスグループ、ブループリントなどのオブジェクトをダッシュボードから確認できテナントやビジネスグループのヘルス状態はもちろん、どのブループリントが人気があるのかも把握できます。vROps 6.5まではvRA環境をモニタリングするためには管理パックを別途インストールする必要がありましたが、6.6からはvSAN同様、vRA管理パックも統合されていてより簡単にモニタリングができるようになりました。

 

今回はまず、vRA側でvROpsのヘルスバッジを表示する手順を紹介し、別の機会にvROpsからvRA環境をモニタリングする手順を紹介します。

 

(20)vROpsの統合 – vRA側

 

① vRAポータルよりテナント管理者でログインし、[管理] → [リソースの再利用]順にクリックします。

 

② [メトリックプロバイダ]から”vRealize Operations Manager エンドポイント”を選択、次のvROps情報を入力します。

  • URL : https://vROps/suite-api
  • ユーザ名 : vROps管理者アカウント
  • パスワード : vROps管理者パスワード

 

③ [接続テスト]を実行し、正常に接続できることを確認後[保存]をクリックします。

 

④ vROpsの証明書を信頼すれば設定は終わりです。

 

⑤ 設定が終わるとアイテム側にvROpsのヘルスバッジが表示されます。上図のように[管理] → [リソースの再利用] → [展開]一覧にもヘルス情報が表示されます。

 

⑥ 今度は利用者で接続してみます。自分のアイテムを選択すると画面右下に仮想マシンのヘルス状態が分かるヘルスバッジが表示されることが確認できます

 

これでvRA側でのvROpsの統合が終わりです。簡単です。 🙂 次回はvROps側でvRAのオブジェクトをモニタリングするための手順を紹介したいと思います。

 

[VMware] vRealize Automationの導入 (19)

 

(0) vRAの概要
(1) vRAのコンポーネント
(2) vRAのインストール
(3) テナント作成
(4) Active Directoryの追加
(5) エンドポイントの作成
(6) ファブリックグループの作成
(7) マシンプリフィックス/ネットワークプロファイルの作成
(8) ビジネスグループの作成
(9) 予約/予約ポリシーの作成
(10)ブループリント作成
(11)サービスカタログの作成
(12)ブループリントのリクエスト
(13)承認ポリシーの作成
(14)カスタムプロパティの作成
(15)vROエンドポイントの作成
(16)イベントブローカーの設定
(17)NSXとの統合
(18)仮想マシンのインポート
(19)仮想マシンの解除

 

前回は、既存の仮想マシンをvRA管理下に置く(インポート)する手順について紹介しました。今度はその逆で仮想マシンをvRA管理下から解除する手順について紹介します。

 

仮想マシンをvRAにインポートする場合と違って、解除の場合はGUIではできません。 🙂  仮想マシンをvRA管理下から解除する場合はCloud Clientツールを利用する必要があります。

 

(19)仮想マシンの解除

 

① まず最新のCloud Clientツールをダウンロードします。2018年2月現在の最新バージョンは4.4です。

 

② ダウンロードしたファイルを解凍し、[bin]フォルダの中の”cloudclient.bat”を実行します。

 

③ 以下のコマンドでまずは、vRA仮想アプライアンスに接続します。

vra login userpass –user テナント管理者 –tenant 仮想マシンが稼働中のテナント –server vRAアプライアンス FQDN –password テナント管理者のパスワード

※ –(ハイフン ハイフン)

 

④ 正常に接続できたら、今度はvRA IaaSサーバのmodel managerに接続します。

vra login iaas –user vRA IaaS管理者 –domain ドメイン –server vRA IaaSサーバFQDN –password vRA IaaS管理者のパスワード

※ –(ハイフン ハイフン)

 


⑤ vRA IaaSサーバにも正常に接続できたら、以下のコマンドで解除する仮想マシンを確認しましょう。

vra machines list

 


⑥ 仮想マシンが確認できたら、次のコマンドで仮想マシンを解除します。

vra machines forceunregister –name 仮想マシン名

※ –(ハイフン ハイフン)

 


⑦ コマンドを実行すると、Cloud Client上では数秒で、vRAポータルでは数分以内に仮想マシンが解除されます。(もちろん仮想マシンの実体が削除されたりはしません。vRAの管理下で解除されるだけです)

 

ここまでが仮想マシンをvRA管理下から解除する手順でした。

 

 

[VMware] vRealize Automationの導入 (18)

 

(0) vRAの概要
(1) vRAのコンポーネント
(2) vRAのインストール
(3) テナント作成
(4) Active Directoryの追加
(5) エンドポイントの作成
(6) ファブリックグループの作成
(7) マシンプリフィックス/ネットワークプロファイルの作成
(8) ビジネスグループの作成
(9) 予約/予約ポリシーの作成
(10)ブループリント作成
(11)サービスカタログの作成
(12)ブループリントのリクエスト
(13)承認ポリシーの作成
(14)カスタムプロパティの作成
(15)vROエンドポイントの作成
(16)イベントブローカーの設定
(17)NSXとの統合
(18)仮想マシンのインポート

 

今回は既存環境の仮想マシンをvRAにインポートする手順について紹介します。これは例えば、vRA導入前から稼働中の仮想マシンをvRAの管理下に置く場合使える方法です。vRA管理下に仮想マシンを置く(インポートする)方法は2つあります。

  • バルクインポート
  • vROのワークフロー

バルクインポート(Bulk Import)がvRAで提供しているネイティブな仮想マシンのインポート方式です。ここでは一旦このバルクインポートの方法について紹介します。

 

(18)仮想マシンのインポート

 

① 仮想マシンをインポートする前に、インベントリ情報を最新にするため、一先ずData Collectionを実行します。

 

② [インフラストラクチャ] → [管理]を選択します。

 

③ [バルクインポート]を選択し、[Generate CSV File]をクリックします。このバルクインポートはcsv ファイルで仮想マシンをインポートします。ここで一つ。インポートと言ってもvRA上に仮想マシンが移動するわけではありません。単にvRAのデータベースに仮想マシンの情報が登録されるだけです。

 

④ 次の情報を指定しcsvファイルを生成します。

  • Machines : 既にvRA 管理下の仮想マシンかどうかを選択します。
  • Business Group : インポートした仮想マシンを利用/管理するビジネスグループを指定します。
  • Owner : インポートした仮想マシンを利用/管理する所有者を指定します。
  • Blueprint : インポートした仮想マシンのベースになるブループリントを指定します。
  • Component machine : 指定したブループリントのテンプレートを選択します。
  • Resources : csv を作成する対象インベントリ情報を選択します。Resourcesには、Compute ResourceまたはEndpointがあります。
  • Name :選択したリソース名を選択します。Compute Resourceを選択したら対象クラスタが、Endpointを選択した場合は作成したエンドポイント名が表示されます。

作成したcsvファイルをダウンロードします。

 

⑤ csvファイルをメモ帳excelで開きます。次のような形式でResources管理は以下の仮想マシンのリストが表示されるはずです。

インポート有無,仮想マシン名,仮想マシンID,予約名,データストア名,デプロイメント名,ブループリントID,ブループリントテンプレート,所有者,カスタムプロパティ名,カスタムプロパティ値

 

上記の形式で修正が必要な部分は”インポート有無”と”カスタムプロパティ名”、”カスタムプロパティ値”です。まず”インポート有無”でインポートしない仮想マシンを’No’にします。ただ修正ミスを防げためにでもインポート対象仮想マシンの行だけを残し、他の行は削除した方が良いかもしれません。:) 次の”カスタムプロパティ名”、”カスタムプロパティ値”ですがインポートする仮想マシンに静的IPアドレスが割り当てられていてインポート後にもそのまま使う場合、指定します。なのでcsvファイルの所有者の後ろの以下の内容を追加しました。VirtualMachine.Network0.Address,192.168.xx.xxx,HOP

 

修正が終わったら、保存します。

 

⑥ では、仮想マシンをインポートしましょう。[New]をクリックします。

 

⑦ まずはテストをしてみます。次の情報を入力し、[OK]をクリックします。

  • Name : 実行するバルクインポートタスク名
  • CSV File : 手順⑤で修正したcsvファイル
  • Test Import : ☑(チェック)

⑧ インポート対象仮想マシン数にもよりますが、数台であればすぐ完了します。”Status”が’Complete’であることが確認できたら[Details]をクリックします。

⑨ “Status”が’Complete’であることが確認できたら[Back]をクリックします。これでテストは完了です。

 

⑩ 一旦タスクを削除します。残念ながらテストで実行したタスクをそのまま再実行することはできません。

 

⑪ [New]をクリックします。

 

⑫ 次の情報を入力し、[OK]をクリックします。

  • Name : 実行するバルクインポートタスク名
  • CSV File : 手順⑤で修正したcsvファイル

 

⑬ “Status”が’Complete’であることが確認できたら[Details]をクリックします。

 

⑭  “Status”が’Complete’であることが確認できたら[Back]をクリックします。これでインポートは完了です。

 

⑮ [管理対象マシン]を選択し、インポートした仮想マシンが登録されていることを確認します。仮想マシンの詳細を確認するとcsvファイルで追加したIPアドレスも正常に反映され、ネットワークプロファイルにも反映されていることを確認できます。

 

ちなみに上記の手順は面倒!という方はvROのワークフローを使う方法もあります。ただvROを利用する場合でも値を一つ一つ一覧から設定しないとならないので、複数の仮想マシンをインポートする場合はcsvファイルを読み込む処理などカスタマイズが必要かもしれません。

 

これで仮想マシンをvRA管理下にインポートする手順は終わります。

次はvRA管理下の仮想マシンを解除する手順を紹介します。

 

[VMware] vRealize Automationの導入 (17)

 

(0) vRAの概要
(1) vRAのコンポーネント
(2) vRAのインストール
(3) テナント作成
(4) Active Directoryの追加
(5) エンドポイントの作成
(6) ファブリックグループの作成
(7) マシンプリフィックス/ネットワークプロファイルの作成
(8) ビジネスグループの作成
(9) 予約/予約ポリシーの作成
(10)ブループリント作成
(11)サービスカタログの作成
(12)ブループリントのリクエスト
(13)承認ポリシーの作成
(14)カスタムプロパティの作成
(15)vROエンドポイントの作成
(16)イベントブローカーの設定
(17)NSXとの統合

 

お久しぶりです。;)

今回はNSX for vSphereを統合する手順を紹介します。vRA 7.0以降NSX関連情報が増えてきています。理由はもちろんNSXの導入が増加しているためでしょう。多くの企業がNSXの検証を終え、本番環境への導入も増えてきています。少々古い情報ですが2016年だけで約2,400社がNSXのライセンスを購入しているとの発表がその根拠かなと…

で、NSXを統合する理由は?というともちろんvRAのブループリントでNSXの機能が利用できるからです。:)

 

(17)NSXとの統合

 

① [インフラストラクチャ] → [エンドポイント]順位クリックします。

 

② [エンドポイント]を選択し、[新規] → [ネットワークおよびセキュリティ]の[NSX]をクリックします。

※ちなみにvRA 7.2までは、下図のようにvCenterエンドポイントの一部して設定する形でした。

 

 

③ [全般]タブより、必要情報を入力し、[接続をテスト]をクリックします。

  • 名前 : NSXエンドポイント名
  • Address :  NSX ManagerのURL
  • User name : NSX Managerの管理者アカウント
  • パスワード :NSX Managerの管理者アカウントのパスワード

 

④ 自己証明書の警告を確認後、[OK]をクリックします。

 

⑤ 接続テストが成功したことが確認できたら、[関連付け]タブをクリックします。

 

⑥ [新規]をクリックし、名前のプルダウンメニューからvCenterのエンドポイントを選択し、[OK]をクリックします。

※ これは、既存のvCenterエンドポイントと作成したNSXのエンドポイントを紐付けるためです。vRA 7.2ではそもそもvCenterエンドポイントの一部としてNSXを統合したのでこの手順は不要でした。

 

⑦ [OK]をクリックし、エンドポイント作成を完了します。

 

⑧ では、きちんとNSXエンドポイントが作成されたか確認してみます。[コンピュートリソース] → [コンピュートリソース]順にクリックし、作成したコンピュートリソースから[Data Collection]を実行します。

 

⑨ NSXのエンドポイントが作成されるとData Collectionに”Network and Security Inventory”項目が追加れます。Statusが”成功”することを確認します。

 

⑩ 今度は[予約]の[Network]タブを見てみます。ちゃんと利用可能なネットワークとしてNSXの論理ネットワークが表示されることが確認できます。

 

これでNSXの統合手順は終わりです。次は仮想マシンをvRA管理下にできる仮想マシンのインポート方法について紹介したいと思います。

 

[VMware] vRealize Automationの導入 (15)

 

(0) vRAの概要
(1) vRAのコンポーネント
(2) vRAのインストール
(3) テナント作成
(4) Active Directoryの追加
(5) エンドポイントの作成
(6) ファブリックグループの作成
(7) マシンプリフィックス/ネットワークプロファイルの作成
(8) ビジネスグループの作成
(9) 予約/予約ポリシーの作成
(10)ブループリント作成
(11)サービスカタログの作成
(12)ブループリントのリクエスト
(13)承認ポリシーの作成
(14)カスタムプロパティの作成
(15)vROエンドポイントの作成

 

前回までで基本的なvRAの導入と設定について紹介しました。前回までの設定でも一応ユーザへのインフラサービスは提供できます。しかし提供できる内容は限定的と言えます。正直いうとvRAの50%も活用していません。vRO(vRealize Orchestrator)を利用しなければ…です。

ご存知の通り、vROは各プロセスや処理をワークフローで自動化するツールです。VMware社のプロダクトはもちろん3rdパーティーソリューションのプラグインをインストールすることでvROから簡単に該当プロダクトを制御できます。

vRA環境では、vRAがインフラサービスを、vROはその他のITサービスを提供することでブループリントでプロビジョニングした仮想マシンのDNSレコードを作成したり、Active Directoryのユーザやグループを作成するワークフローを作成し、カタログアイテムとして提供できます。

エンドポイントで利用するvROは、vRAに含まれている組み込みのものを利用することも可能ですし、仮想アプライアンスをインストールすることも可能です。またグローバル構成としてvRA全体で利用することも、テナント構成としてテナント単位で利用することも可能です。

 

ここではvRAの組み込みインスタンスをグローバルではなくテナントで構成する方法を紹介したいと思います。

 

(15)vROエンドポイントの作成

 

① [管理]タブから[vRO構成]を選択します。

 

②  [サーバ構成]から[システム管理者によって構成されたデフォルトのOrchestratorサーバを使用してください]を選択[接続をテスト]をクリックします。

 

③ 接続テストの結果が正常であることを確認後、[OK]をクリックします。

 

④ ウェブブラウザから以下のURLアクセスします。

https://vRAアプライアンスのFQDN(またはIPアドレス)

 

ページから[vRealize Orchestrator Client]をクリックします。

 

⑤ JavaアプリケーションのvROクライアントが起動するので以下の情報を入力し、[Login]をクリックします。

  • Hostname :  vRAアプライアンスのFQDN(またはIPアドレス):443
  • User name : vRAアプライアンスのadministrator@vsphere.local ※vCenterではありません
  • Password : vRAアプライアンスのadministratorパスワード

 

⑥ 左メニューから[Workflows]を選択、ライブラリ[vCenter] → [Configuration]順に展開して [Add a vCenter Server instance]選択します。画面中央の[Check Signature]をクリックして署名に問題がないことを確認します。この手順はvROからvCenterに接続するためです。

 

⑦ 署名に問題がなければ、画面中央上段の[Start Workflow]をクリックします。

 

⑧ vCenterに接続するため、ウィザードが表示されるので以下の情報を入力し[Next]をクリックします。

  • vCenter : vROに追加するvCenterのホスト名またはIPアドレス
  • HTTPS ポート番号 : 443
  • SDK パス : /sdk
  • vROによる自動化利用有無 : yes
  • インスタンス追加時の証明書エラー無視 : yes

 

⑨ 次の情報をお入力後、[Next]をクリックします。

  • vCenterへのマルチセッション利用 : No
  • vCenter管理者アカウント
  • vCenter管理者パスワード

※何故かvCenterへのマルチセッション利用を”Yes”にすると、vCenterインスタンスは追加されるが以下のエラーで追加したvCenterのインベントリが参照できません。

unusable:java.lang.ClassCastException: com.vmware.vcac.authentication.http.spring.oauth2.OAuthToken cannot be cast to com.vmware.vim.sso.client.SamlToken

 

調べたところ、マルチセッションを利用する場合は、vIDMによる認証じゃないとうまく行かないようでした…

 

⑩ 追加エンドポイント設定は自動的に入力されるので、そのまま[Submit]をクリックします。

 

⑪ vCenter Server追加のワークフローが実行されます。終了ポイントが’緑’で終了されたことと、[General]のワークフロー実行結果が’completed’になっていることを確認します。

 

⑫ 左メニューの上段から[Inventory]を選択、追加したvCenterのインベントリ情報が参照できることを確認します。

 

⑬ 再度vRAのテナントにログインします。今度はvROをエンドポイントとして登録します。[インフラストラクチャ]タブを選択、[エンドポイント]をクリックします。

 

⑭ [エンドポイント]を選択し[新規] → [オーケストレーション – vRealize Orchestrator]をクリックします。

 

⑮ 以下の情報を入力し、[OK]をクリックします。

  • 名前: vRO
  • Address : https://vRAアプライアンスのFQDN(またはIPアドレス)/vco
  • User name : vROログインアカウント(administrator@vsphere.localでも構いません)
  • パスワード
  • Priority : 1

※Priorityですが、追加するvROを優先的に利用するといういことです。vRA 7.2までは”VMware.VcenterOrchestrator.Priority”カスタムプロパティを定義する必要がありました。 🙂

 

 

⑯ 作成したvROを選択、[Data Collection]をクリックします。

 

⑰ [Start]をクリックし、正常にvROのワークフローやインベントリの収集が行われるか確認します。データコレクションが成功したらvRAからvROのワークフローが利用できるようになります。[Cancel]をクリックし、データコレクションを終了します。

 

これでvROエンドポイント作成手順は終わりです。