[VMware] Enterprise Plus以外のエディション+VSAN組合せ時の注意点

ご存知かもしれませんが、VSANライセンスには分散スイッチが含まれています。ということはvSphere Enterprise Plusエディションを購入しなくても分散スイッチ(vDS)が使えるということです。

vsan-licensing

VMware Virtual SAN 6.2 Licensing Guide

 

それじゃ、vSphere StandardエディションでもVSANのライセンスを替えば、vDSが使えるじゃん?
そうでーす。vSphere StandardエディションでもvDSが使えます。

 

が!!!
ライセンス的には問題がありませんが、実際に環境の構築する際には注意すべきことがあります。
注意すべきことはライセンスの適用順序です。

 

ESXiを含む多くのVMware製品はインストールの際、ライセンスの入力を求められません。
自動的に(?)評価版のライセンスが適用され60日間最上位エディションの機能を使えます。なので一般的に(と言ってよいのか分かりませんが)、この”評価版のライセンスの状態で環境を構築し、最後のライセンスを適用”という方も多いのではないでしょうか。
このやり方だと痛い目に合うのが、【vSphere Enterprise Plus以外のエディション】と【VSANライセンス】によるvDS+VSAN構成です。
よくありがちな構築順は ① ESXiインストール → ② vCenter Server構築 → ③ クラスタ作成、ESXiの登録 → ④ vDS作成/構成 → ⑤ VSAN有効化/ディスクグループ作成 ではないでしょうか?
ライセンスの適用は、自分なら⑤のあとでしょうかね。汗
これじゃ、ダメです。

 

【vSphere Enterprise Plus以外のエディション】の場合、⑤のあとでライセンスを適用しようとすると、以下のエラーで適用できなくなります。

License downgrade. Cannot assign the license key, it does not support all the featues that are in use.

The following featues are in use:
vSphere Distributed Switch

Turn off the features that are in use to proceed with the assignment.

 

要は、”vDSはYOUのライセンスだと使えないよー。ライセンスを適用したければvDSを削除してねー。”ということです。
VSANライセンス別に買っていて、適用済みでも改善されません。方法はvDSを削除するしかありません。(もしくは一旦vDSを全部vSSに変える)

 

【vSphere Enterprise Plus以外のエディション】と【VSANライセンス】によるvDS+VSAN構成の正しい順番は次のとおりです。

① ESXiインストール
② vCenter Server構築
③ クラスタ作成、ESXiの登録
④ ライセンス適用(ESXi、vCenter Server、VSAN)
⑤ VSAN有効化(VSANを有効にしないと、vDSを作成しても追加するホストが表示されません)
⑥ vDS作成/構成
⑦ ディスクグループ作成

 

ご注意ください。

 

PS> オフィシャルな情報があれば良いですね。【vSphere Enterprise Plus以外のエディション】と【VSANライセンス】によるvDS+VSAN構成をする顧客が殆どいないんですかね。。。

[Microsoft] Windows Server 2016のライセンスポリシー変更?

先月Technical Preview 4がリリースされ2016年のGAへ向けて着々と進んでいるWindows Server 2016のライセンスについて情報が公開されました。

Windows Server 2016 and System Center 2016 Standard and Datacenter Editions Pricing and licensing FAQ

まず、提供エディションはWindows Server 2012/2012 R2と同様、”Standard”と”Datacenter”の2つのエディションです。

が、購入形態としてはWindows Server 2016から大きく変わることが分かりました。
Windows Server 2012/2012 R2までは物理サーバーのソケット単位で提供されましたが、2016からは物理サーバーのプロセッサーのコア単位での提供となるようです。

”The licensing of Datacenter and Standard Edition will move from processors to physical cores which aligns
licensing of private and public cloud to a consistent currency of cores and simplifies licensing across multi-cloud
environments. ”

本資料では、一応8コアまでならWindows Server 2012/2012 R2の”2ソケット”ライセンスと変わらないと言ってますが、仮想化インフラやプライベートクラウドなどで10コア以上のハイエンドCPUがデファクトスタンダードになりつつある現状からすると今回のライセンス変更は顧客に受け入れ難いのではないかと思いますね。

またDatacenterエディションでしか利用できない機能があり、Windows Server 2016リリース以降、、導入の際には注意が必要になります。

”Some new features unique to Datacenter Edition include an Azure-inspired networking stack and Azure-inspired storage enhancements including Storage Spaces Direct.”

まあ、資料のフッターには”This document is for informational purposes only.”となっていて今後変わることも十分考えられますが、一応参考までに共有します。

 

[Microsoft] VDA ライセンスポリシーを変更

VDI導入のハードルを上げている原因の一つがライセンスです。特にVDAは悩ましいものです。
元々シンクライアントやゼロクライアントのようにnon-Windows OSでバイスから仮想デスクトップに接続するために必要なものでデバイス単位でのみ購入が可能、利用可能なデバイスは最大4台といった制限があったからです。

この制限が次のように変更されました。
・VDAをユーザー単位でも購入可能となりました。
・VDAの接続デバイス制限数が廃止されました。

マイクロソフト社としては思い切った決定だと思いますが、あともう一歩、クラウド上からもクライアントOSを自由に利用できるようにボリュームライセンスポリシーが変更して欲しいですね。

詳しい内容はここをご参照ください。