[VMware] コンテンツライブラリからisoファイルの利用

コンテンツライブラリを利用している方はどれほどいるんでしょうか。

 

ご存知のとおり、コンテンツライブラリは、vSphere 6.0より追加された機能です。
複数のvCenterやクラスタ環境でも仮想マシンのテンプレート/仮想アプライアンスやisoファイルなどをまとめて管理ができるので、個人的には好きな機能の一つです。
が、6.0では一つ残念な点が…

 

それは、コンテンツライブラリにアップロードしといたisoファイルを仮想マシンに直接利用できないことです。

上の画面のように、vSphere 6.0の場合、仮想マシンの「編集」よりCD/DVDドライブを選択してもコンテンツライブラリオプションは表示されません。
せっかくisoファイルをコンテンツライブラリに集めたのに、これじゃ使えないですよね。もちろんコンテンツライブラリをデータストア上に作成した場合は、”データストアisoファイル”を選択し、辿って行けば使えなくもないんですが面倒くさいです。しかもコンテンツライブラリのフォルダはフォルダ名がUUIDになっているので複数のフォルダがある場合、どのフォルダにあるか探さないと行けません。これも面倒くさいです。というか使えません。

結局、vSphere 6.0のコンテンツライブラリにisoファイルをアップロードするのは、”使う”というより”管理する”ということかと結論つけましたが、遂にvSphere 6.5では改善されました!

ご覧のとおり、vSphere 6.5ではコンテンツライブラリのisoファイルを仮想マシンに直接マウントすることができます。

 

もうこれ以上”コンテンツライブラリ、良いんですけど一つ残念な点が…”って迷うこともなくなります。w

 

[VMware] vExpert 2017に選ばれました

今年も光栄なことに、VMware vExpert 2017に選ばれました。
2012年から6年連続の受賞となり嬉しい限りです。

 

vExpert 2017 Award Announcement

vmw-logo-vexpert-2017-k

 

 

 

 

 

vExpertの知名度も高くなりましたね。受賞者数ではマイクロソフト社のMVPの1/3程度ですが、”仮想化”や”クラウド”のキーワードがつくIT業界では多くの方に認知されるようになりました。名誉資格とはいえ、多くのパートナー企業より無償ライセンスやトレーニングコンテンツなどが提供されていますし、VMworldのような海外イベントへの参加支援などで評価する企業も増えているようです。

 

皆さんも是非挑戦してみてはいかがでしょうか?応募期間内に応募するだけです。自薦他薦問いません。イベントでの登壇や本の出版がなくても構いません。着実にブログやVMware Communityで活動するだけでも問題ありません。

vExpertプログラム担当者のslackにもこういうメッセージがありました。
”Help others make vExpert”と… :)

 

ちなみに今年前半は1477名が選ばれ、日本の方は50名ほどでした。

[Nutanix] 4.6 CEを 5.0 CEにアップグレード

2016年12月23日、遂にAOS 5.0のGAがリリースされましたね。

メジャーバージョンアップということで45以上の新しい機能が追加されたとのことしたが、これらの機能はもちろんCommunity Editionでも全て検証ができます。

ということで、自分の検証環境である4.6を5.0にアップグレードすることにしました。

(5.0のCEも2017年1月3日、リリースされましたー)

 

upgrade-00upgrade-15

まずは、ここから最新のCEのアップグレードファイルをダウンロードします。

upgrade-03

それではCVMからアップグレードをします。管理メニューより[Upgrade Software] → [Acropolis] タブよりダウンロードしたメタデータファイル”ce-2016.12.22-metadata.json”とバイナリファイル”nutanix_installer_package.tar.gz”をアップロードします。

upgrade-10

アップロード後は、[Upgrade Now]をクリック、アップグレードを実施します。[Upgrade Now]でも一応[Pre-Upgrade]が走るので問題ありませんが、気になる方はアップグレード前に[Pre-Upgrade]を実施してみてください。

upgrade-13

アップグレードが完了し、Acropolisのバージョンが上がりました。CVMからも最新のバージョンにアップグレードされたことが確認できます。

upgrade-21

今度は、CVMと同様、ダウンロードした”host-bundle-e7l.nutanix.20161118.100427-metadata.json”と”host-bundle-e7l.nutanix.20161118.100427.tag.gz”をアップロードし、Acropolisハイパーバイザーをアップグレードします。

upgrade-23

アップグレードが完了し、Acropolisのバージョンが上がりました。

アップグレードの対象は、Nestedの3ノードでした。アップグレードにかかった時間は、CVMとAcropolisハイパーバイザー合わせておよそ40分ほどかかりました。

バージョンも上がったことだし、色々試してみたいと思います。

明けましておめでとうございます

明けましておめでとうございます。

本年がより一層よいお年であります様、お祈り申し上げます。

happynewyear2017

今年も何卒、宜しくお願いいたします。

 

[Nutanix] Nutanix Technology Champions 2017

光栄なことに、去年に続き今年もNutanix Technology Champions 2017(NTC 2017)プログラムに選ばれました。

 

NTCは、Nutanixのプロダクトを含めクラウドのエキスパートやコミュニティー、ブログなどのソーシャルメディアでNutanixのプロダクトと技術を広めたことを讃える、いわゆる名誉資格です。VMwareのvExpertと同様自薦他薦問いません。:)

 

NTCに選ばれると、誰よりも早くプライベートβテストの参加や新しい製品についてのアーリーブリーフィングに参加できます。またNTC専用Slackに参加し、世界中のNTCやNutanix社員とディスカッションできます。あとはNPP取得サポートや最高上位資格であるNPX取得のためのメンターも求めることができます。

 

今年は世界で約150名が選ばれていて、日本では自分以外に3名(名前に確認した限り…)の方が選ばれているようです。

 

来年はより多くのNutanix関連情報を紹介したいと思いますので、引き続きよろしくお願いします。

 

 

 

[Nutanix] vRealize Automationのエンドポイントとして使ってみよう

このポストは、 Nutanix Advent Calendar 2016に参加しています。

 

先に言っておきます。とにかくやってみました。

何をやってみたかというと… vRealize AutomationのエンドポイントとしてNutanixを追加してみました。(しかもNested CE) なんだか余計なことをしたような気がしてなりませんが…

 

ご存知の方もいらっしゃると思いますが、vRealize Automationは主にプライベートクラウドを構築できるソリューションで、仮想インフラのITサービスを自動化してくれるプロダクトです。
仮想インフラだけではなくクラウドや物理サーバに至るまでマシンのデプロイからvRealize Orchestratorを利用したワークフローまで、インフラ管理者が担っていたルーチンワークをユーザ自身に任せて、管理者が楽になれる ITサービスの質を上げることができます。まあ、要は企業のインフラ環境をより迅速かつ効率的な利用が可能になるということです。

 

このvRAはコンピュートリソースを”エンドポイント”として登録し、利用しますが、vCloud Directorとは違いVMwareソリューションだけではなくHyper-VやKVMといったマルチハイパーバイザーはもちろんAWSやAzureなどのパブリッククラウドも利用が可能です。
ただし、vRAのエンドポイントとしてAHVはサポートしていませんので、今回はOpenStackとしてエンドポイントを作成するという迂回路を選びます。

 

で、ここでです。
失礼ながらOpenStackについては全くと言っていい程知りません。cinder?neutron?Glance?知りません。 (;゚д゚)ァ…. とにかくやってみました。

 

まず、Nutanix AHV環境をOpenStackとして構成します。公式ドキュメントはもちろんちゃんとOpenStack Services VM (OVM)も提供されているので簡単にできます。

vrawithnutanix-01

Nutanix Partner Portalより、Nutanix OpenStack Imageをダウンロードします。

 

vrawithnutanix-02

ダウンロードしたOVMのイメージファイルを”Image Configuration”よりアップロードし、OVM用VMを作成します。作成時の操作はアップロードしたイメージを使えるよう”Clone From Image Service”を選択します。

 

vrawithnutanix-03

無事、OVMの作成終わったら、コンソール接続し、コマンドを実行します。

ログインアカウント:root パスワード:admin

● OVMの追加

ovmctl –add ovm –name ovm名 –ip IPアドレス –netmask サブネットマスク –gateway ゲートウェイ –nameserver DNSサーバ –domain ドメイン名

● OpenStackコントローラの追加

 ovmctl –add controller –name openstackコントローラ名 –ip ovmのIPアドレス

 

vrawithnutanix-04

今度はNutanix AHVクラスタを登録します。

● Nutanix AHV クラスタの登録

ovmctl –add cluster –name クラスタ名 –ip クラスタIPアドレス –username Prismログインユーザ(管理者権限) –password パスワード –container コンテナー名

 

vrawithnutanix-05

正常に登録が終わったら、きちんと構成されたか確認します。

● 構成確認

ovmctl –show

 

vrawithnutanix-06

ちゃんとクラスタが登録されています。

 

vrawithnutanix-07

OpenStackコントローラも正常に登録され状態も有効になっています。

 

ここまでがNutanix AHV環境をOpenStackとして構成する手順です。
OpenStackの準備が整ったら、今度はvRAです。(vRAの構成は割愛します)

 

vrawithnutanix-08

テナント管理者としてポータルにログイン、「インフラストラクチャ」→「エンドポイント」より”OpenStack”を選択します。

 

vrawithnutanix-09

”エンドポイント”の情報を入力します。

– Name:作成するエンドポイント名(なんでもOK)

– Address:http://OpenStackコントローラIPアドレス:5000 (httpsだときちんと登録されません)

– Credentials:OpenStackコントローラログイン情報 (デフォルトログインアカウント:admin パスワード:admin)

– OpenStack project:OpenStackプロジェクト名 (大文字、小文字区別します。間違うと登録されません)

 

vrawithnutanix-10

正常に登録されるか確認しましょう。「View Compute Resources」をクリックします。

 

vrawithnutanix-11

「Start」をクリックし、Dataを収集します。正常にエンドポイントの作成ができていればData Collectionが成功するはずです。

 

vrawithnutanix-12

エンドポイントに正常に登録されると、ファブリックグループ作成時、Nutanix AHV OpenStackのコンピュートリソースが参照できるようになります。

 

エンドポイント、コンピュートリソースが参照できれば、あとはビジネスグループ(誰が使うのか)、ファブリック(どんだけリソースを使わせるのか)を決め、ブループリント(VM、サービスのデプロイ)を作成すれば終わりです。
※ここまで紹介したかったんですが、NestedなAHVなせいか、ちょっと負荷が上がるとすぐOpenStack環境が落ちてしまうため、あいにく紹介できません。すみません。
ここまでがvRAのエンドポイントとしてAHVを利用する方法について紹介しました。

 

Nutanix AHVクラスタをせっかくOpenStackとして構成したならそのまま使えば良いんじゃ?とも思いましたが、vSphere、Hyper-VやNutanix AHVなどが混在する環境ならすべてをvRAのエンドポイントとして登録することで環境全体のリソース管理やユーザへの提供が一つのセルフポータルでできる。これはこれで効率的じゃないかと思います。 🙂

 

[VMware] vRealize Infrastructure Navigatorについて

このポストは、vExpert Advent Calendar に参加しています。

 

VINってご存知ですか? vRealize OperationsのAdvancedエディションやvRealize Suiteに含まれているvRealize
Infrastructure Navigatorのことです。 なんだかvRealize Configuration Managerと共にvRealizeシリ
ーズの中でもあまり存在感のない(?)プロダクトではないかと思います。(実際にこいつを導入しているところを見たことがありません。:))

download

 

なのであえて紹介しようと思います。:)

 

VINが何をするやつかというと、簡単に仮想マシンのアプリケーションやサービスの依存関係を可視化してくれるやつです。
企業内のシステムはいろんなサーバ、サービスで構成されています。WebやApplicationそしてデータベースなどなど…システム開発部門ならこれらがどういう依存関係にあって、どういうフローでデータを処理するのか分かりますが、インフラ管理者がすべてを把握することは難しいです。
例えばメンテナンスのために仮想マシンを停止するインフラ管理者だと想像して見ましょう。
規模が大きいほど、複雑であるほど、下手をしたら地獄を見ることになります。
停止する仮想マシンはがどの仮想マシンと依存関係にあってどういうアプリケーションに影響するのかなどインフラ管理者が全部把握するのは難しいからです。
だからと言って一々開発チームに聞くのも効率が悪すぎます。

このような場面で役に立つのがこのVINです。
このVINは2006年EMCによって買収されたnLayersの製品を2010年VMwareが獲得、2012年vCenter Operations製品群としてリリースされ、2014年現在のvRealize Infrastructure Navigatorに製品名が変更されました。

vCenter ServerはもちろんvROpsやSRMなどの他のVMwareプロダクトと統合ができ、vSphereインフラ上の仮想マシンをマップ化します。またカスタムでアプリケーションを定義しマルチティアのアプリケーションのフローも確認することができます。

このVINは仮想アプライアンスとして提供されるため、簡単に導入することができます。ただし他のプロダクトは違い、vCenterと1:1で紐づきます。なのでインポートをしたvSphereインフラのvCenterが自動的に対象となります。

vin-architecture

VMware vRealize Infrastructure Navigator Documentation

上記の図のように、VINはアプリケーションやサービスの依存関係を把握するため、vmware toolsを利用します。仮想マシンにインストールされているvmware toolsを通じてその仮想マシンにインストールされているアプリケーションやサービスの情報を収集します。当然ながらvmware toolsがインストールされていない仮想マシンの情報が正常に表示されません。

 

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VIN仮想アプライアンスをインポートすると、vCenterのダッシュボードに”Infrastrcuture Navigator”のアイコンが追加されます。

 

vin-11

“Infrastructure Navigator”アイコンをクリックし、”セッティング”タブより、「仮想マシンへのアクセス」を有効にしないと情報が収集できません。ただし、ライセンスを割り当てないと「仮想マシンへのアクセス」がグレーアウトになっているため、まずはライセンスを割り当てます。ライセンスはvRealize Operations Managerのライセンスを使用します。

 

vin-13

ライセンスを割り当てますと、「仮想マシンへのアクセス」が有効化できます。

 

vin-15

vCenter Server上の仮想マシンへアクセスするわけですので、vCenter Serverの管理者情報を入力します。

 

vin-16

「仮想マシンへのアクセス」を有効にするとまず、”サマリ”に”Infrastructure Navigator”ビューが追加されます。VINが収集した情報を基に仮想マシンのサービスやアプリケーションの統計が表示されます。

 

vin-17

クラスタの”管理”タブにも”Application Services”メニューが追加され、クラスタ全体で稼働している仮想マシンのサービスやディスカバリー情報が表示されます。

 

vin-18

ESXiホストの”管理”タブにも”Application Services”メニューが追加され、そのESXiホスト上で稼働している仮想マシンのサービスやディスカバリー情報が表示されます。

 

vin-19

今度は仮想マシンです。仮想マシンには”Application Dependencies”が追加されます。この”Application Dependencies”をクリックするとその仮想マシンのサービスの依存関係がマップで表示されます。

 

vin-20

依存関係マップはpngファイルとして保存も可能で、ドキュメント作成にそのまま利用できます。

 

複雑な仮想インフラ環境管理で日々苦労している頑張っているインフラ管理者皆さん、ぜひVINをお試しください。