この投稿は、vExperts Advent Calendar 2021 に参加しています。
どうも。お久しぶりです。
今日はVMwareだけのネタではありませんが、いつかは皆さんにも影響があるだろう短い内容を紹介したいと思います。
IT業界では普段から何気なく使っていますが、その意味や連想するイメージはあまり好ましくない用語があります。例えば”master”と”slave”、”whitelist”と”blacklist”などです。業務上これらの用語は、ほぼ毎日使っていますがその意味(辞書的意味かつ比喩的表現として)を気にしたことはないでしょう。自分もそうでした。これらの用語を他の用語に変えようという動きがあります。去年11月設立された”Inclusive Naming Initiative”がその一つです。
”Inclusive Naming Initiative”は主従関係や差別の意味を持っていたり連想させる単語使用を辞め、他の単語に代用することを目的としています。このイニシアチブにはRed HatやIBMなど複数のIT企業が参加しており、VMware社も参加しています。

VMware社ではどのような対応をしているのかと言いますと、

のように他の用語利用を推奨したり、ドキュメントでの置き換えをはじめています。
とは言え、膨大な量のドキュメントやUIを簡単に変更できるわけではないので、長期間に渡る対応になるでしょう。実際に一部ドキュメントでは用語の置き換えを明記していますが、同時に置き換えが完了するまでは時間がかかるとの記載もあります。

個人的には正直、そこまで?と思うところもありますが、昨今の社会情勢では確かにこれらの用語が良い意味で利用されることはあまりない気がしました。納得です。自分自身がすぐに変えられるかは日々意識しないと中々難しいことかもしれませんが…。慣れって怖いものです。 😉
この動きは、業界をリードしている企業が積極的に参加することで加速すると思います。もちろんより早く普及されるためには利用者側の意識転換も必要だと思いますね。:)
より詳しい情報を確認したい方は、こちらへ…。
Inclusive Naming Initiative
VMware社の取り組み
VMware’s Inclusive Terminology Journey
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