[VMware] vRealize Automationの導入 (10)

 

(0) vRAの概要
(1) vRAのコンポーネント
(2) vRAのインストール
(3) テナント作成
(4) Active Directoryの追加
(5) エンドポイントの作成
(6) ファブリックグループの作成
(7) マシンプリフィックス/ネットワークプロファイルの作成
(8) ビジネスグループの作成
(9) 予約/予約ポリシーの作成
(10)ブループリント作成

 

前回までで一応、vRAの形はできました。こんな感じです。(ビジネスグループや予約の数が違うだけ)

 

今回はvRAのコア機能であるブループリントの作成について紹介しようと思います。

 

ブループリントとはユーザ(利用者)によってオンデマンドでデプロイできるリソースです。ブループリントはシングル仮想マシンをはじめ、マルチ仮想マシン、vROのワークフロー(XaaS)やアプリケーション、NSXのコンポーネントまで様々な種類があります。

ブループリントは各アーキテクトのロールを持っているユーザが作成、管理できます。

ブループリントを公開、ユーザが利用できるようにするためには、アイテム化しサービスカタログへの追加、資格(エンタイトルメント)を割り当てる必要があります。これは次回に紹介します。

 

(10)ブループリント作成

① ブループリントを作成する前にWeb Clientにて”カスタマイズ仕様マネージャ”から新しいカスタマイズ仕様を作成しておきます。

 

② [設計] → [ブループリント]から[新規]をクリックします。

 

③ 次の情報を入力し[OK]をクリックします。

  • 名前 : ブループリント名で、ユーザに表示されます。
  • ID : ブループリント名を入力すると自動的に入力されます。
  • 説明 : ユーザに公開される情報を簡単に記入しておきます。
  • 展開の上限 : 同時に展開可能な仮想マシンの上限数
  • リース(日) :ブループリントでプロビジョニングした仮想マシンの利用期間
  • アーカイブ(日) :利用期間満了後、仮想マシン削除までの猶予期限

※ IDは編集が可能ですが、ブループリント作成後は編集ができないので分かりやすく、ブループリント名と同じにすることをオススメします。

※アーカイブを構成しない=仮想マシンを削除しない場合は’0’を設定します。

[NSX設定]と[プロパティ]は、今回は入力内容がないので飛ばします。:)

 

④ 実際にブループリントの内容を決められるブループリントデザイナーが表示されるので、[カテゴリ]の[マシンタイプ]を選択し、サブメニューの”vSphere(vCenter)マシン”を画面中央にドラッグ・アンド・ドロップします。

 

⑤ 今度は[カテゴリ]の[ネットワークとセキュリティ]を選択し、サブメニューの”既存のネットワーク”を画面中央にドラッグ・アンド・ドロップします。これで基本的なブループリント作る要素を揃えました。

 

⑥ まず、ネットワークを設定しましょう。手順⑤で追加した”既存のネットワーク”をクリックし、[全般]タブより[ネットワークプロファイル]を追加します。ここで表示されるネットワークプロファイルは9回目で紹介した”予約”作成で追加したネットワークのみ表示されます。

 

⑦ [IPアドレス範囲]でちゃんとネットワークプロファイルで指定した範囲が表示されることを確認し、今度は手順④で追加した”vSphere(vCenter)マシン”をクリックします。

 

⑧ まず[全般]タブより以下の情報を設定します。

  • ID :マシンブルプリントのユニークID(分かりやすいIDをつけます)
  • 説明 :作成するこのマシンブループリントの説明
  • 予約ポリシー :ブループリントが利用する予約
  • マシンプリフィックス :ブループリントプロビジョニングで利用するデフォルトマシンプリフィックス
  • インスタンス :プロビジョニング可能な仮想マシン数

※ 基本的に上記の情報は、ユーザに関連するものよりかは管理者のための内容になります。

 

⑨ [ビルド情報]タブより、以下の情報を入力します。

  • ブループリントのタイプ : サーバ
  • アクション : クローン作成
  • プロビジョニングワークフロー : CloneWorkflow
  • クローン作成元 : クローン作成で利用する仮想マシンのテンプレート
  • カスタマイズ仕様 : 手順①で作成したカスタマイズ仕様 (※カスタマイズ仕様名を合わせる)

※ブループリントのタイプは”サーバ”と”デスクトップ”に分かれます。

※アクションとはブループリントをデプロイする方法です。アクションの種類は次の4種類があります。

  • クローン作成 : 所謂フルクローンです
  • 作成 : 仮想マシンのみ作成します。よってゲストOSはユーザ側でインストールさせる方法です
  • リンククローン : お馴染み深いリンククローンです
  • NetApp FlexClone : NetAppストレージのFlexClone機能を使い、クローンを作成します

※プロビジョニングワークフローとはアクションによって実行されるワークフローです。ワークフローはアクションによってことなりますが、6つのワークフローが用意されています。

  • BasicVmWorkflow : 仮想マシンのみ作成します。(ゲストOSなし)
  • ExternalProvisioningWorkflow : クラウド基盤のイメージを利用し仮想マシンを作成します。
  • LinuxKickStartWorkflow : Red Hat系のKickstartやSUSEのautoYaSTのようなLinuxの自動インストール方式を使い、仮想マシンを作成します。
  • WirtualSccmProvisioningWorkflow : System Center Configuration Managerを利用し仮想マシンを作成します。
  • WMImagerWorkflow : WinPEを利用し仮想マシンを作成します。
  • CloneWorkflow : フルクローン、リンククローン、NetAppのFlexCloneなどのクローン機能を使い仮想マシンを作成します。

 

⑩ [マシンリソース]タブを選択、仮想マシンに割り当てるCPU、メモリ、ディスクの”最小値”と”最大値”を指定します。これでユーザはブループリントをリクエストする際に必要に応じて仮想マシンのスペックを変更でいます。

※ただし、ディスクの場合はテンプレートのディスクサイズが自動的に最小値になり、それ以下に減らすことはできません。

 

⑪ [ストレージ]タブでは追加でディスクを割り当てる場合利用します。ここでは追加しません。また”ストレージ予約ポリシーの表示と変更の許可”にチェックするとブループリントリクエスト時、ユーザがストレージを選べられるようになります。この内容は別途紹介したいと思います。

 

⑫ [ネットワーク]タブを選択、手順⑥で指定したネットワークプロファイルを選択し[OK]をクリックします。

[セキュリティ]、[プロパティ]、[プロファイル]は今回は設定しません。

 

⑬ これで基本的なマシンブループリントの作成は完了です。よく見ると作成したブループリントのステータスが”ドラフト”であることが分かります。”ドラフト”ではユーザに公開されません。なので[公開]をクリックしユーザに公開できる状態に変更します。

 

⑭ 無事公開されステータスが”公開済み”に変わったことを確認します。

 

ここまでがブループリント作成の手順でした。次回は実際にユーザにサービスとして公開する手順を紹介したいと思います。

 

広告

コメントを残す

以下に詳細を記入するか、アイコンをクリックしてログインしてください。

WordPress.com ロゴ

WordPress.com アカウントを使ってコメントしています。 ログアウト /  変更 )

Google+ フォト

Google+ アカウントを使ってコメントしています。 ログアウト /  変更 )

Twitter 画像

Twitter アカウントを使ってコメントしています。 ログアウト /  変更 )

Facebook の写真

Facebook アカウントを使ってコメントしています。 ログアウト /  変更 )

%s と連携中

WordPress.com ホスティング. テーマ: Baskerville 2 by Anders Noren

ページ先頭へ ↑

%d人のブロガーが「いいね」をつけました。