[VMware] vCloud Air事業を売却

少し時間が経ちましたが、VMware関連のニュースを2つ共有します。

まず、一つはVMware社のパブリッククラウドサービスであるvCloud Airの事業を売却するとのことです。

OVH Announces Intent to Acquire VMware vCloud Air Business

VMware社は案外、パブリッククラウド市場では苦戦を強いられていました。AWSはもちろんAzureとの差は広がる一方で中々その差を縮めることはできず、結局彼らが得意とするハイブリッドクラウドへの方向性をより強くした”クロスクラウドアーキテクチャー”戦略に変更したわけです。まあ、今回の売却はその過程の一つかもしれません。

ちなみにvCloud Air事業はフランスのクラウドサービスプロバイダーのOVH社とのことです。

もう一つは、vSphereのバックアップ/リカバリーソリューションだったvSphere Data Protection(VDP)が今後のvSphereバージョンでは利用できなくなるとのことです。

VMware vSphere Data Protection EOA Alert

EMC社のAvamarエンジンを使い、バックアップ時の重複排除など安定性と信頼性はもちろん”無償”ということで多くの管理者に愛されてたと思いますが、次期バージョンのvSphereからはVDPは利用できなくなります。

この発表と同時に、Dell EMC社ではVDPを利用している顧客に対し、Avamar Virtual Editionへ移行した場合、最初の4TBの保護昨日について無償で提供すると発表しました。

About Dell EMC Avamar and vSphere Data Protection

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[VMware] vSAN 6.6 発表

2日前(4/12)しれっとvSAN 6.6が発表されました。

去年11月vSAN 6.5がリリースされてから約半年ぶりの新しいバージョンですがVMware社が言ってるように今までのどのバージョンより多い機能が追加され、改善/向上されました。

少しまとめてみますと…

● 暗号化
vSAN 6.5ではVMレベルでの暗号化だったが、6.6ではクラスタ(vsandatastore)レベルで暗号化が可能。

● ストレッチクラスタのローカル保護
ストレッチクラスタ構成時、サイト間のデータ保護だけではなく、サイト内でのデータ保護も可能。例えばサイト間はPrimary FTT=1で、サイト内はSecondary FTT=1または5/6でデータ保護が可能。

● サイトaffinity構成可能
ExchangeのDAGやSQL ServerのAlwaysOnのようにアプリケーションレベルで可用性が確保できているVMに対してFTT=0(保護なし)構成が可能 ※ストレッチクラスタ構成時のみ利用可能。

メータデータ操作で使われたマルチキャストの代わりにユニキャストに変更
no more IGMP snooping configuration! 🙂

● UI改善
Web Clientからvmdk、VM Home以外にもVM SWAP、スナップショットファイルのポリシー適用状態を確認可能。

● Smart Rebuild
Absent状態から60分後にホストが復旧した場合、vSAN側でコストを再計算し再利用が可能。今まではAbsent状態から60分後にホストが復旧した場合、そのホスト上のディスクグループを削除、再作成する必要があったが6.6からはそれが必要なくなる。

また、大きいコンポネントは物理ディスクの利用容量が80%を超えると自動的に分割される。

● 再同期スロットリング
データのresync時のネットワーク帯域幅を制御できる。

● HTML5 Clientからの管理
HTML5 ClientからvSANvSANコントロールプレーンにアクセスが可能となったため、HTML5 ClientからvSANの管理ができる。ということはvCenterが落ちてもvSAN関連の操作ができるということ。

● Pre-check機能追加
メンテナンスモードへの切り替えや、ディスクの削除などの操作によるデータ同期量または影響を受けるデータ量が確認できる。

● Online Health
オンラインでvSANのヘルス情報がVMwareに転送できる。(CEIP有効時)

● vSAN Easy Install
最初のvSANホスト上にVCSAを自動的にインストールできるため、導入時のローカルデータストアを作る必要がない。※VCSAのみ

●vSAN Config Assist 
vSAN Config Assistによるハードウェアのファームウェア/ドライバをダウンロードしアップデート可能。

他の詳細はここここここをご確認ください。

 

個人的には最初のホストにVCSAを自動的に設置してくれることが何よりうれしいっす。:)