[VMware] vRealize Infrastructure Navigatorについて

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VINってご存知ですか? vRealize OperationsのAdvancedエディションやvRealize Suiteに含まれているvRealize
Infrastructure Navigatorのことです。 なんだかvRealize Configuration Managerと共にvRealizeシリ
ーズの中でもあまり存在感のない(?)プロダクトではないかと思います。(実際にこいつを導入しているところを見たことがありません。:))

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なのであえて紹介しようと思います。:)

 

VINが何をするやつかというと、簡単に仮想マシンのアプリケーションやサービスの依存関係を可視化してくれるやつです。
企業内のシステムはいろんなサーバ、サービスで構成されています。WebやApplicationそしてデータベースなどなど…システム開発部門ならこれらがどういう依存関係にあって、どういうフローでデータを処理するのか分かりますが、インフラ管理者がすべてを把握することは難しいです。
例えばメンテナンスのために仮想マシンを停止するインフラ管理者だと想像して見ましょう。
規模が大きいほど、複雑であるほど、下手をしたら地獄を見ることになります。
停止する仮想マシンはがどの仮想マシンと依存関係にあってどういうアプリケーションに影響するのかなどインフラ管理者が全部把握するのは難しいからです。
だからと言って一々開発チームに聞くのも効率が悪すぎます。

このような場面で役に立つのがこのVINです。
このVINは2006年EMCによって買収されたnLayersの製品を2010年VMwareが獲得、2012年vCenter Operations製品群としてリリースされ、2014年現在のvRealize Infrastructure Navigatorに製品名が変更されました。

vCenter ServerはもちろんvROpsやSRMなどの他のVMwareプロダクトと統合ができ、vSphereインフラ上の仮想マシンをマップ化します。またカスタムでアプリケーションを定義しマルチティアのアプリケーションのフローも確認することができます。

このVINは仮想アプライアンスとして提供されるため、簡単に導入することができます。ただし他のプロダクトは違い、vCenterと1:1で紐づきます。なのでインポートをしたvSphereインフラのvCenterが自動的に対象となります。

vin-architecture

VMware vRealize Infrastructure Navigator Documentation

上記の図のように、VINはアプリケーションやサービスの依存関係を把握するため、vmware toolsを利用します。仮想マシンにインストールされているvmware toolsを通じてその仮想マシンにインストールされているアプリケーションやサービスの情報を収集します。当然ながらvmware toolsがインストールされていない仮想マシンの情報が正常に表示されません。

 

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VIN仮想アプライアンスをインポートすると、vCenterのダッシュボードに”Infrastrcuture Navigator”のアイコンが追加されます。

 

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“Infrastructure Navigator”アイコンをクリックし、”セッティング”タブより、「仮想マシンへのアクセス」を有効にしないと情報が収集できません。ただし、ライセンスを割り当てないと「仮想マシンへのアクセス」がグレーアウトになっているため、まずはライセンスを割り当てます。ライセンスはvRealize Operations Managerのライセンスを使用します。

 

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ライセンスを割り当てますと、「仮想マシンへのアクセス」が有効化できます。

 

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vCenter Server上の仮想マシンへアクセスするわけですので、vCenter Serverの管理者情報を入力します。

 

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「仮想マシンへのアクセス」を有効にするとまず、”サマリ”に”Infrastructure Navigator”ビューが追加されます。VINが収集した情報を基に仮想マシンのサービスやアプリケーションの統計が表示されます。

 

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クラスタの”管理”タブにも”Application Services”メニューが追加され、クラスタ全体で稼働している仮想マシンのサービスやディスカバリー情報が表示されます。

 

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ESXiホストの”管理”タブにも”Application Services”メニューが追加され、そのESXiホスト上で稼働している仮想マシンのサービスやディスカバリー情報が表示されます。

 

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今度は仮想マシンです。仮想マシンには”Application Dependencies”が追加されます。この”Application Dependencies”をクリックするとその仮想マシンのサービスの依存関係がマップで表示されます。

 

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依存関係マップはpngファイルとして保存も可能で、ドキュメント作成にそのまま利用できます。

 

複雑な仮想インフラ環境管理で日々苦労している頑張っているインフラ管理者皆さん、ぜひVINをお試しください。

 

 

 

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