[VMware] VSAN上に大きい仮想マシンを作成する場合

ご存知のとおり、VSAN 5.5ではサポートするvmdkの最大サイズが2TBでした。これが6.0になってからは最大62TBまで大きくなりました。そのためVSANでTB級仮想マシンも作成、運用が可能になりました。

しかし、TB級仮想マシンを作成する際には、VSANならではの考慮すべきことがあります。

 

VSANの場合、vmdkファイルなどのオブジェクトをストレージポリシーによるコンポーネント単位でHDDに書き込みます。このコンポーネントは最大サイズがあり、そのサイズは255GBです。
オブジェクトサイズが255GBを超える場合、VSANでは自動的に複数のコンポーネントに分かれ複数のHDDに書き込まれます。例えば1TBのvmdkファイルの場合、最終的にHDDに書き込まれるコンポーネントの数は4つ以上となります。FTT=1の場合は計8つのコンポーネントができます。
もう一度言いますが、分割されるのはコンポーネントです。オブジェクトではありません。分割されたコンポーネント情報はメタデータで管理されます。なのでvsanDatastoreのデータストアブラウザでは1つのvmdkファイルしかありません。

それじゃ、分割されたコンポーネントは同じESXiホストに格納されるのでしょうか?それとも別のESXiホストに格納されるでしょうか?
これは各ESXiホストのディスクグループの使用率や負荷状況によって同じESXiホストに格納されることも別のESXiホストに格納されることあるようです。

 

LargeThan255GB-01

約400GBのvmdkファイルを持っている仮想マシンです。400GBのvmdkファイル以外にOS領域として数十GBのvmdkファイルも持っています。

 

LargeThan255GB-02

まず、仮想マシンのOS領域のvmdkファイルをみてみましょう。FTT=1のストレージポリシーなのでコンポーネントは2つ作成されそれぞれ異なるESXiに書き込まれていることが分かります。

 

LargeThan255GB-03

LargeThan255GB-04

今度は400GBのvmdkファイルです。同じくFTT=1のストレージポリシーですが、RAID 0で構成された3つのコンポーネントで分割されています。この例ではすべて同じESXiホストに格納されていますね。(ESXiホストが4台しかないことも原因だったかもしれません)

 

 

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