[VMware] VCSAリファレンスポスター

VMware社では今まで何度もプロダクトのリファレンスを奇麗にポスターにまとめて公開していますが、今回またもや素晴らしいリファレンスポスターを公開しました。

Introducing the vCenter Server Appliance 6.0 Reference Poster

このリファレンスポスターにはvCenter Server仮想アプライアンスに関する次の情報がよくまとまっています。

・ハードウェア要求仕様
・ファイアウォールポーと一覧
・最大構成数
・主要KB一覧
・ログの種類と格納場所
・サービス種類
・操作コマンド一覧
・PSC/vCenter Serverの推奨デプロイトポロジーと非推奨トポロジーからの移行方法

vcsa-6-0-poster

ダウンロードはこちらから。

 

こういう奇麗にまとまった資料を見る度に作成者の才能が羨ましい限りです。。。 🙂

 

[VMware] Instant Clone Initial publish failed エラー

インスタントクローンプールを作成すると、次のエラーでプールの作成が失敗することがあります。

instant clone-initialfailed

Initial publish failed: Fault type is SERVER_FAULT_FATAL – Runtime error in completePrevAction:Failed to retrieve base disk for snapshot:

 

■ 原因
これは既知のバグで、英語以外のロケールのOSのにvCenter Serverをインストールした場合、発生するということです。英語バジョンのWindows OS上にインストールしたvCenterやVCSAでは発生しません。

 

■ 解決方法
本バグはHorizon View 7.0に限定されたもので、6月16日リリースされました7.0.1では修正されました。

vCenter Server が英語以外の言語にローカライズされると、インスタント クローンのプロビジョニングに失敗します。

 

7.0でのワークアラウンドは、次のKBに従いvCenterがインストールされているOSのロケールを英語に変更します。

VMware vCenter Server のデフォルトの言語の変更

 

 

[VMware] Enterprise Plus以外のエディション+VSAN組合せ時の注意点

ご存知かもしれませんが、VSANライセンスには分散スイッチが含まれています。ということはvSphere Enterprise Plusエディションを購入しなくても分散スイッチ(vDS)が使えるということです。

vsan-licensing

VMware Virtual SAN 6.2 Licensing Guide

 

それじゃ、vSphere StandardエディションでもVSANのライセンスを替えば、vDSが使えるじゃん?
そうでーす。vSphere StandardエディションでもvDSが使えます。

 

が!!!
ライセンス的には問題がありませんが、実際に環境の構築する際には注意すべきことがあります。
注意すべきことはライセンスの適用順序です。

 

ESXiを含む多くのVMware製品はインストールの際、ライセンスの入力を求められません。
自動的に(?)評価版のライセンスが適用され60日間最上位エディションの機能を使えます。なので一般的に(と言ってよいのか分かりませんが)、この”評価版のライセンスの状態で環境を構築し、最後のライセンスを適用”という方も多いのではないでしょうか。
このやり方だと痛い目に合うのが、【vSphere Enterprise Plus以外のエディション】と【VSANライセンス】によるvDS+VSAN構成です。
よくありがちな構築順は ① ESXiインストール → ② vCenter Server構築 → ③ クラスタ作成、ESXiの登録 → ④ vDS作成/構成 → ⑤ VSAN有効化/ディスクグループ作成 ではないでしょうか?
ライセンスの適用は、自分なら⑤のあとでしょうかね。汗
これじゃ、ダメです。

 

【vSphere Enterprise Plus以外のエディション】の場合、⑤のあとでライセンスを適用しようとすると、以下のエラーで適用できなくなります。

License downgrade. Cannot assign the license key, it does not support all the featues that are in use.

The following featues are in use:
vSphere Distributed Switch

Turn off the features that are in use to proceed with the assignment.

 

要は、”vDSはYOUのライセンスだと使えないよー。ライセンスを適用したければvDSを削除してねー。”ということです。
VSANライセンス別に買っていて、適用済みでも改善されません。方法はvDSを削除するしかありません。(もしくは一旦vDSを全部vSSに変える)

 

【vSphere Enterprise Plus以外のエディション】と【VSANライセンス】によるvDS+VSAN構成の正しい順番は次のとおりです。

① ESXiインストール
② vCenter Server構築
③ クラスタ作成、ESXiの登録
④ ライセンス適用(ESXi、vCenter Server、VSAN)
⑤ VSAN有効化(VSANを有効にしないと、vDSを作成しても追加するホストが表示されません)
⑥ vDS作成/構成
⑦ ディスクグループ作成

 

ご注意ください。

 

PS> オフィシャルな情報があれば良いですね。【vSphere Enterprise Plus以外のエディション】と【VSANライセンス】によるvDS+VSAN構成をする顧客が殆どいないんですかね。。。

[VMware] VSAN上に大きい仮想マシンを作成する場合

ご存知のとおり、VSAN 5.5ではサポートするvmdkの最大サイズが2TBでした。これが6.0になってからは最大62TBまで大きくなりました。そのためVSANでTB級仮想マシンも作成、運用が可能になりました。

しかし、TB級仮想マシンを作成する際には、VSANならではの考慮すべきことがあります。

 

VSANの場合、vmdkファイルなどのオブジェクトをストレージポリシーによるコンポーネント単位でHDDに書き込みます。このコンポーネントは最大サイズがあり、そのサイズは255GBです。
オブジェクトサイズが255GBを超える場合、VSANでは自動的に複数のコンポーネントに分かれ複数のHDDに書き込まれます。例えば1TBのvmdkファイルの場合、最終的にHDDに書き込まれるコンポーネントの数は4つ以上となります。FTT=1の場合は計8つのコンポーネントができます。
もう一度言いますが、分割されるのはコンポーネントです。オブジェクトではありません。分割されたコンポーネント情報はメタデータで管理されます。なのでvsanDatastoreのデータストアブラウザでは1つのvmdkファイルしかありません。

それじゃ、分割されたコンポーネントは同じESXiホストに格納されるのでしょうか?それとも別のESXiホストに格納されるでしょうか?
これは各ESXiホストのディスクグループの使用率や負荷状況によって同じESXiホストに格納されることも別のESXiホストに格納されることあるようです。

 

LargeThan255GB-01

約400GBのvmdkファイルを持っている仮想マシンです。400GBのvmdkファイル以外にOS領域として数十GBのvmdkファイルも持っています。

 

LargeThan255GB-02

まず、仮想マシンのOS領域のvmdkファイルをみてみましょう。FTT=1のストレージポリシーなのでコンポーネントは2つ作成されそれぞれ異なるESXiに書き込まれていることが分かります。

 

LargeThan255GB-03

LargeThan255GB-04

今度は400GBのvmdkファイルです。同じくFTT=1のストレージポリシーですが、RAID 0で構成された3つのコンポーネントで分割されています。この例ではすべて同じESXiホストに格納されていますね。(ESXiホストが4台しかないことも原因だったかもしれません)